品質・環境方針
当社は、昭和51年11月に創業して以来、各種試作品、完成品の加工と組立を行い、関連業界の発展に尽力し てきました。
一方、品質及び環境に対する社会的な関心の高まりと顧客の要望という当社を取り巻く環境は、激変しつつあり、 当社の事業の高度化や環境の保全への努力と事業拡大の整合性を図ることが課題となってきました。
この事態を前向きに捉え、ISO9001及びISO14001の基本事項を遵守して行動することを経営の 優先事項として、品質・環境経営を一段と進める決意であります。
理念
各種試作品、完成品の加工と組立の高度化並びに環境に配慮した事業活動の両面を通じて、当社の 体質の改革と組織内は勿論、地域及び地球環境の保全に貢献する。
品質・環境方針
当社は、品質・環境マネジメント活動を実施し、継続的に改善することにより、当社の事業の高度 化及び環境の保全に貢献するために、次の品質・環境方針を定めて、これを実行します。
- 現在及び将来の事業活動において適用される環境法規制及び当社が同意するその他の要求事項 を順守します。
- 当方針について目的及び目標を設定し、見直しすることとし、又、内部監査を適切に実施し、 マネジメントレビューにより、要求事項への適合と品質・環境統合マネジメントシステムの 継続的改善と環境汚染の予防に努めます。
- 各種試作品、完成品の加工と組立の高度化及び環境影響を低減するために次の活動を積極的 に進めます。
1) 顧客が満足し、環境に配慮した製品の加工及び組立並びに販売に努力します。
2) 当社と顧客及び仕入れ先との円滑なコミュニケーションに務めます。 - この品質・環境方針は、従業員に対する適切な教育を通して周知徹底します。
- この品質・環境方針は、一般の要求に応じて公開します。
株式会社大日工業 代表取締役社長 松本清高
ISO取得状況
ISO9001認証
登録認証規格: ISO 9001 :2015
登録証番号: C0321864-IS1
ISO14001認証
登録認証規格: ISO 14001:2015
登録証番号: C0321864-EM1
検査強化の取り組み事例
各検査工程での、各工程/受入/後処理/出荷検査は、もちろんの事、
各工程毎の合否判定検査を行い、品質強化に努めております。
検査効率化への取り組み事例(リードタイムの短縮)
- ゲージBOXの設置台車を製作し、穴径/タップ検査の作業ロスを無くし、 効率化を図った。
- 3次元測定手順のプログラム化による工数削減。
- 光学顕微鏡測定機でのプログラム化による工数削減。
- 3Dスキャナ測定による、3Dデータとの照合化による工数削減。
- 加工指示書・検査図面・加工手順等のスキャナによる、データ管理。
品質管理教育等の取り組み
- 新入社員を対象に、品質管理教育訓練の実施。
- ISO関連講習への積極的な参加。
- ISO内部監査の実施。
- ISO推進活動の一環として、年間スケジュールによる、週番パトロールを実施。
- 月例品質会議での不適合品による、是正処置の発表、品管主催。
品質管理活動
- 発生した不適合に対しては、不適合発生状況一覧表に明記し、不適合発生対策書を発行後、一週間以内で是正処置にあたります。 必要に応じて予防措置を講じ、予防処置報告書を発行後、作業手順の見直し を行っております。
- 測定機器校正記録、日/週/月点検の実施。
- 顧客様の苦情案件を、顧客フィードバックに明記し、要望活動。
TPM活動
TPMとは、「トータル・プロダクティブ・メンテナンス」の略で、生産設備の『保守・管理・改善』 を、自主性をもって全員参加で取り組みを行うものです。
月例ISO会議でも、生産設備発表(故障・修理・メンテナンス・新規導入検討案)を随時実施しております。
事例1
ノギスの日常管理を徹底。
測定前に、摺動部や『ジョウ』をウエス等でキレイに拭き取る。(デジタル・ノギスの摺動部には、油を注さない。)
測定時は、『ジョウ』や『クチバシ』に不必要な測定圧を加えない。
『ジョウ』や『クチバシ』に衝撃が加わらない様、ゴムシート等の上に置き、作業台などへ直置きしない。
終業時は、摺動部をキレイに拭き取り、ケースに収納する。
以上、メンテナンスを標準作業に組み込む事で、計測器の故障を未然に防ぐ事が可能となります。
事例2
9年8月に「 CNC画像測定機 」のパソコン画面が、突然フリーズ(操作不能)状態となり、故障が発生しました。
この際、パソコンのハードディスクの故障が原因である事が判断出来ましたので、遊休設備から抜き取り、部品交換の後、システムの再セットアップ行い、最低限の故障ロスで復旧できました。
検査担当者が直接修理を行う事で、修理費用:約6万円の削減と、メーカー修理期間:数日のロスが削減出来ました。
何より、検査工程がストップせず、お客様に御迷惑をお掛けせずに済んだ事が幸いです。
TQC活動への取り組み
全社員「 前後工程はお客様 」と言う考え方に立って、自工程の作業を合否判定すると共に、前工程の作業も確認し、合格と判定した製品のみが、次工程に送れる様、作業標準化された、ワークフローに組み込まれております。